From 2015, 2015年より、

マイナーなユーカリ達』は日本語のみでというか、英語にできないだけですが、ユーカリに関する栽培記録を掲載しています。

The English version is "Slow Life - Tidings of four seasons".
I am weak in English. For that reason I aim at something like picture book, that is represented by words of a little.

英語版としていますが、タイトル通り『四季の便り』として、日本語と英語の併記で四季折々のユーカリの姿を掲載しています。

Aromaphloia アロマフロイア』では、バラやアロマオイルなどユーカリ以外のものを掲載しています。

2011年7月13日水曜日

芳香蒸留水 ‐ グロブルス

前回掲載しましたグロブルスの芳香蒸留水の香りを、

オイル分をこぼしてしまったショックで書き忘れてしまいましたが、

あらためて掲載しておきます。




今回少量ながら芳香蒸留水は残っていますので、

ペットのトイレ用の除菌スプレーにしました。






グロブルスの香りの件ですが、

グロブルスを育てているかたなら良くわかるのですが、

グロブルスを切ってすぐの香りは、ミントと言えば良いのか、樟脳の香りが強いのですが、

時間(1~2週間?)が経つにつれて、なんと言ってよいのか分からない香りに変化しますよね。

このなんと表現したらよいのか分からない香りの方の成分が抽出されるようです。

あえて表現するとしたら、無水エタノールの臭いをもう少し強くした様な感じとでも言えるのでしょうか?

強引かな??

香りと言うよりも、臭いと言ったほうが適切な様な気がします。

しばらく引き出しの中で熟成してみます。

2011年7月10日日曜日

自作蒸留器 - グロブルス

蒸留器のテストで危険な個所、不具合のある場所を何点か発見していましたので、

改善してぶっつけ本番です。

グロブルスを少々カットしましたので、2リットルの鍋に1杯分ありました。







葉・茎を荒っぽくカットして、ケトルに入る程度にガーゼで小分けして蒸留開始です。












水でしぼったタオルをパイレックスに被せて、


水滴が出来やすい様にしてあります。


蒸気が順調に出だすと、タオルが熱くなるのが早く、


タオルの取り換え頻度が多くなります。





蒸留中は、グロブルスのきつい香りが部屋に充満、

換気しないと気分が悪くなりそうな感じです。




2リットルのケトルで、ケトルの底には茶こしを置いて、

葉っぱがケトルの底に直接当たらない様にしてあります。



水700ccを入れて、

150ccを目標に蒸留していました。





加熱温度は、保温と弱の間位でしたので、やたら時間がかかり、50cc位で中断しました。

蒸留水受け皿のケーキ型を見ると、オイル分の光るものが見えます。

蒸留水をケーキ型からパイレックスに移して、

パイレックスの水滴も無駄にしないために、

パイレックスを斜めにしてなじましていました。

もったいないお化けが出て、もっとパイレックスの水滴も蒸留水でかき集めよ・・・

ぎりぎりに挑戦、

なんでそんなことに挑戦したのでしょうね?

蒸留水の一部が床に・・・

ЖФ※≒★§Й・・・

オイル分をこぼしてしまった様です・・・


今回の反省点、

ケトルに入れる水量は、ケトルに入れた茶こしが少し水から出る位に調整する。

ヒーターの温度は弱にして、もう少し蒸気の量を増やす。

何より大事なことは、

欲張らず、水滴の回収は程々にすることです。

2011年7月7日木曜日

ユーカリに水滴

写真はユーカリ・ニテンスです。


カンカン照りで、通り雨があった訳で無く、

水をまいた訳でも無く、

水滴が溜まる要因は特にありません。


水滴があるあたりは、

幹も幼く、枝も幼い部分で、さらに葉っぱもありますので、

幹と枝そして葉の維管束が不完全な結合状態にあると考えられます。




吸い上げられた水分が、結合が不完全な部分から漏れたのでしょう。




ニテンスは、葉っぱが大きいので、吸い上げる力も強いのでしょうね。






学名:Eucalyptus nitens(ユーカリ・ニテンス)
英名:Shining gum

2011年7月3日日曜日

幹による水分の供給

根っこで水分を吸収して、葉っぱで消費するのですが、根っこは葉っぱにどうやって水分を送るのでしょうね?


木の幹を輪切りにすると、水分の通り道と、養分の通り道に別れています。

幹の中にある水分の通り道の細胞は、

細胞の上下が結合し、各細胞の上下の細胞壁が無くなり、管状になります。

この時点で既に細胞は死滅していて、細胞管の中を毛細管現象によって水分を上部へ送っています。


毛細管現象とは、例えばタオルの一辺を水に浸けると、タオルの繊維の隙間を伝って水が上昇するようなものです。

タオルの水はどこまで上がってくるでしょうね?

限度がありますよね。

植物も毛細管現象だけでは大きくなるユーカリに水分を供給することはできません。


ガラス製のスボイドをイメージしてください。

ガラスの部分だけでは、毛細管現象で少し水が持ち上げられるだけですよね。

端っこに付けられているゴムの部分をつまむ事で水がより吸い込まれます。

ゴムの部分に吸い込む力が働いたためです。

このゴムに相当するのが、葉っぱです。

葉っぱが光合成などによって、水分が減少することで吸い上げようとする力が働きます。

葉っぱがたくさんあるほうが、スボイドのゴムの部分が大きいということです。

いくらスボイドのゴムが大きいと言っも、スボイドが3メートルもあると、洒落にならない程の力がいりますよね。


やはり枝張りも良く、葉っぱの付きが良いのが、まんべんなく水分を吸い上げることが出来るのでベストですね。

逆に言えば、上部に葉っぱが無い幹や枝は、毛細管現象で水分が供給できない場合、枯れるという事を意味します。

2011年7月2日土曜日

葉っぱの水分消費

葉っぱと水分

葉っぱは水分をどうするのでしょうね?

どうするという訳ではなく、一つは、受け身の形ではありますが、

太陽の熱や風によって、葉っぱから水分が蒸発していきます。

エコと言う事で、ゴーヤなどの植物で日よけをされているご家庭も多いかと思います。

水分蒸発や日陰が出来ることによって、室温が2~3度ほど下がるようなことを聞いたりします。

この夏、節電に積極的に取り組まれるかたが多いと思いますが、一役買いそうですね。

暑いさなか人間が汗をかいて体温を調整するように、植物も温度調整しているのでしょうか?


もう一つは、植物自身が消費するのですが、

小学校で習ったのかどうか定かではありませんが、植物は光合成をするんですよね。

光、二酸化炭素、水で、

何を作るかって・・・

ぶどう糖らしいのですが、ぶどう糖のままでは保存できないので澱粉にするらしいです。

人間の臓器の様ですね。

二酸化炭素=CO2、水=H2O
光合成によって、C6H12O6の糖分になり、余った酸素が放出されます。


葉っぱにとって水は、

太陽や風によって奪われた水分の補給、

光合成によって消費された水分の補給、

無くてはならない物です。


少なくなった水分は、『根っこが水分を吸い上げる仕組み』で書きました様に、葉の細胞、つまり鍋の中の高野豆腐が少し乾燥することによって、水分を吸い込もうとする力が働いて、葉脈、葉っぱにある血管に相当するものから水分を吸収します。